三菱自動車3月期決算…最終黒字化を達成 当初目標通り

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三菱自動車が発表した2010年3月期の連結決算は、経常損益が前年度比279億円増となる130億円の黒字に転換した。

新車販売台数は、同10%減の96万台と落ち込んだ。国内は、エコカー減税や補助金制度や新型車『RVR』の効果で同1%増の17万1000台となった。

海外では北米はカナダが前年を上回ったものの、米国とメキシコが低迷し同26%減の8万8000台と大幅に落ち込んだ。欧州はロシア、ウクライナの不振で同38%減の16万9000台と不振だった。アジアその他の地域は、中南米や中東各国の販売台数が減少したものの、中国が同64%増となり、同5%増の53万2000台となった。

これらの結果、売上高は為替の円高影響などもあって同27%減の1兆4456億円となった。

営業利益は、販売台数の減少や円高のマイナス影響はあったものの、販売費・労務費等の費用削減努力や原材料費・資材費などのコスト低減努力の効果で前年度を100億円上回る139億円となった。

最終損益は同597億円増となる48億円となり、2009年度期初に目標とした通期での当期利益黒字化を達成した。

《レスポンス編集部》

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