新日本石油は21日、九州大学「水素エネルギー国際研究センター」の「クリーンエネルギー社会システム研究部門」新設に対し寄附を行うと発表した。
九州大学の水素エネルギー国際研究センターは、水素エネルギー利用社会を先導する研究者、高度専門技術者などの人材育成や水素の製造・貯蔵・燃料電池・水素インフラ材料の安全評価の要素技術の研究開発などのため、基礎基盤研究や実証研究を推進している。
既に同大学は、水素に関する様々な研究を行っているが、今回、新たにクリーンエネルギー社会システム研究部門を設置する。同部門は、水素エネルギーを中心としたクリーンエネルギー社会システムを構築するための部門で、新日石は寄付を通してこれを支援することで、水素エネルギーの普及に貢献する。
同社は「公益信託ENEOS水素基金」の創設、福岡県・福岡水素エネルギー戦略会議が進める「福岡水素戦略」への協力などを通して水素エネルギーに関する活動を展開している。