NTNは19日、中国の洛陽LYC軸承(洛陽LYC)と自動車用軸受を製造する合弁会社を設立することを含めた、両社のアライアンス検討を開始することで合意したと発表した。
洛陽LYCは中国トップクラスの軸受メーカーで、中国内において販売や調達の広範なネットワークを有し、自動車市場での販売拡大を目指している。
NTNと洛陽LYCは、中国で2世代、及び3世代のハブベアリングとニードルベアリングを製造・販売する合併会社を設立することで、最高水準の品質レベルとコスト競争力を同時に達成し、中国内外の自動車メーカーに向けて販売拡大を目指す方向で検討する。また、中国での自動車、産業機械向け商品の販売拡大を目的に両社の販売ネットワークを相互に活用することも検討する。
合併締結は2010年7月末までに締結し、8月末までに合弁会社を設立して技術ライセンス契約を結ぶ予定で、2011年10月末までに合弁会社での量産開始を目指す。合弁会社への総投資額は約10億元(約130億円)。
NTNはこれらのアライアンス案件を含め、5年後の中国での売上高1000億円を目指すとしている。