スズキ キザシをドイツへ投入

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キザシ(欧州仕様)
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スズキは年内に、ドイツ市場へ新型『キザシ』を投入すると発表した。

キザシは、スズキ初のプレミアムミッドサイズセダンとして、2009年秋に登場。フロントマスクには、ひと目でスズキ車とわかるアイデンティティが表現された。ボディサイズは全長4650×全幅1820×全高1480mm、ホイールベース2700mmだ。

インテリアは左右対称のインパネが特徴。各部の素材は吟味され、プレミアムスポーツセダンにふさわしい仕上がりを見せる。前席はスポーツシートとなり、オプションでレザーが選択可能だ。室内空間は大人4名に充分なスペースを確保。ハンドリングに関しては、ドイツ・ニュルブルクリンクやアウトバーンなど、世界の道で徹底的に鍛え上げられた。

スズキは2010年3月のジュネーブモーターショーに、キザシの欧州仕様を出品。基本的に日本や米国仕様と共通で、エンジンは2.4リットル直列4気筒ガソリンとなり、6速MTが最大出力185ps、パドルシフト付きCVTが最大出力178psを発生する。

ただし、欧州仕様ではFFの設定は見送られ、4WDのみをラインナップ。また、欧州で人気のディーゼルに関するアナウンスはないが、資本提携を結んだフォルクスワーゲンから、今後供給を受ける方向で調整中だという。

スズキは今回、キザシのドイツ投入を宣言。ドイツでは2010年10月から、販売が開始される。現地では、フォルクスワーゲン『パサート』やオペル『インシグニア』、トヨタ『アベンシス』をライバル視。果たしてキザシは、厳しい選択眼を持つドイツの顧客に、どう評価されるだろうか。

《森脇稔》

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