フォードモーターは15日、年内に生産を開始する次期『エクスプローラー』に、新しい4WDシステムを搭載すると発表した。
この4WDは従来からの「インテリジェント4WD」に、「テレーンマネージメント」システムを追加したもの。シフトレバー後方のダイヤル操作によって、最適な4WDモードが選択できる。
モードは5種類あり、「スノー」「サンド」「マッド」「ヒルディセント」「ノーマル」が切り替え可能。エンジン、ブレーキ、トラクションコントロール、スタビリティコントロールなどを統合制御し、路面状況を問わず、安定した走行性能を実現する。
すでに次期エクスプローラーには、フォードの新世代ガソリンエンジン、「エコブースト」の搭載が決定済み。直噴ターボと可変バルブタイミング機構の組み合わせにより、排気量のダウンサイズを図りながら、パワーと環境性能の両立を図る。次期エクスプローラーには、2.0リットル直列4気筒ターボが用意される。
次期エクスプローラーのチーフエンジニア、ジム・ホランド氏は、「新しい4WDは、路面状況に合わせた最高の走破性能を、簡単に引き出すためのアイテム」とコメント。同様の4WDは、日産やランドローバーなども開発しており、フォードのシステムとの違いが気になるところだ。