ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長はルノー・日産連合との提携発表会見で、協力事業の柱となる同社の『スマート』とルノーの『トゥインゴ』の共同開発車は、「2013年以降に投入する」と言明した。
提携ではダイムラー側の『スマート』について2人乗りと4人乗り、さらに次期『トゥインゴ』を共同開発する。デザインはそれぞれ異なるものとし、現行スマートの後輪駆動方式を採用する方針だ。
ツェッチェ会長は、これらのモデルについては「いずれも当初から電気自動車(EV)モデルも投入する」方針を表明した。また、ツェッチェ会長は、2012年からの欧州でのCO2規制への対応が「非常に重要であり、(ルノー・日産との)協議の最初からCO2削減について話し合った」と述べ、ルノー・日産連合との提携を進める大きな要因になったことを明らかにした。