フォードのインド新車販売203%増…3月実績

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フォードモーターは1日、3月のインド新車販売結果を公表した。総販売台数は過去最高の9478台で、前年同月比は203%増。3月に発売した新型コンパクトカー、『フィーゴ』が貢献した。

新型フィーゴは2009年9月、インドで初公開。欧州Bセグメントの人気車種、『フィエスタ』をベースに、専用内外装を採用したインド向けの戦略コンパクトだ。フィーゴとは、イタリア語で「クール」を意味する。

新型フィーゴは、フォードのデザイン言語、「キネティック」に従って設計。タイヤはできるだけボディ四隅に配置し、前後のオーバーハングを短縮したダイナミックで躍動感あるフォルムが特徴だ。クラス最大級の2489mmのホイールベースが、ワイドな室内空間を実現。トランク容量は、284リットル(VDA計測法)を確保している。

エンジンは1.2リットル直列4気筒ガソリン(71ps、10.4kgm)。トランスミッションは5速MTで、0-100km/h加速は15.5秒、燃費は15.6km/リットルだ。オプションで、1.4リットル直列4気筒ディーゼル「デュラトルク」(69ps、16.3kgm)を用意。トランスミッションは5速MTで、0-100km/h加速は15.8秒。燃費は20km/リットルと経済性が高い。

フィーゴのグレード構成は、下から「LXI」「EXI」「ZXI」「チタニウム」の4タイプ。LXIのガソリン車は、34万9900ルピー(約70万円)という競争力ある価格設定が売りである。

新型フィーゴは3月9日、インドで販売を開始したばかりだが、3月末時点での受注台数が1万台を突破。早くも人気に火が付いた。フォードは受注好調を受け、インド・チェンナイ工場で、2シフト制を早期に導入する計画だ。フィーゴ以外では3月、『フィエスタ』『イコン』『エンディーバ』の販売も好調だった。

フォードインディアのMichael Boneham社長は、「インドの顧客の好意的な反応に驚いている。フィーゴがフォードのインド攻勢の足がかりとなる」と、力を込めている。

《森脇稔》

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