日本自動車工業会が30日発表した2月の四輪車輸出台数は前年同月にくらべ79.8%増の38万1407台となり2か月連続で増加した。乗用車が80.6%の増加、トラックは85.6%の増加となった。ただリーマンショック前の08年2月に比べると3割以上少ない。
全地域向けがプラスだった。特にアジア向けが最も増加幅が大きく、前年同月にくらべ159.1%の増加となった。大洋州向けは同120%増、米国向けは97.8%増だった。中近東向けは59.4%増、アフリカ向けは14.6%増といずれも16か月ぶりにプラスに転じた。欧州向けは同51.4%増だった。
リーマンショック前の2008年2月の輸出台数は58万7825台。例年に比べ輸出水準が高かったこともあるが、今年2月の水準は08年2月に比べると35%減のレベルで輸出の本格回復には至っていない。