新日本石油は25日、川崎事業所(川崎市川崎区)に扇島風力発電所が竣工し、営業運転を開始したと発表した。
同社は、川崎事業所(旧・川崎製油所)に風力発電設備を導入するため、風向・風速、環境影響調査などを実施してきた。この結果、風況は良好で、風力発電に適していることが確認できたため、風力発電設備を昨年9月に着工し、今回竣工した。
同発電所の発電量は年間約300万kWh。発電には温室効果ガスの排出を伴わないため、石油火力発電所の発電と比較して、年間約2000tのCO2排出量を削減できるとしている。
同社は社は、2003年度より特定規模電気事業者として電気小売事業に参入しており、同発電所で発電する電力は全量を需要家向けに販売する。