ホンダは25日、家庭用カセットガス燃料を使用した発電機『エネポ EU9iGB』を5月13日より販売開始すると発表した。昨年3月に発売して以来、好調な販売を続けるガスパワー耕うん機『ピアンタFV200』に次ぐガスパワー商品第2弾となる。
エネポ EU9iGBは、従来のガソリンを燃料とする発電機と異なり、燃料を家庭用カセットガス(ガスボンベ)とすることで、燃料の取り扱い・保管を容易にし、操作・移動がしやすく誰でも使えるよう開発された。コンビニやスーパーなどで燃料を簡単に入手できるという点もエネポの大きな利点のひとつだ。
出力は900VAで、独自の発電システム「高速多極オルタネーター」を採用した正弦波インバーターの搭載により、パソコンなどの精密機器をはじめ消費電力900W以下の照明機器や電動工具、調理機器などに対応する。2本のカセットガス燃料を使用し、最大2.2時間発電することが可能だ。
片手で簡単に押し引きできる大型キャスターや折りたたみ式ハンドルを装備しながら、全長365mm×全幅262mm×全高524mmと家庭でも収納しやすいサイズとした。自動車などでの運搬を想定し横置きも可能としている。また、ピアンタ同様ホワイトを基調した先進的で親しみ易いデザインとし、操作手順を大きく表示することで使い易さを追求した。
消費電力に応じてエンジン回転数を制御するエコスロットルを搭載し、低燃費と騒音低減にも対応。CO2排出量は、同出力のホンダガソリン発電機に対し約10%低減した。
ホンダは、従来のガソリン発電機を年間約7000から8000台販売している。これに対しエネポ EU9iGBの年間販売計画は9000台と強気の姿勢だ。
価格は10万4790円。