自工会2010年度国内需要見通し…「下期はエコカー補助金切れ影響」

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日本自動車工業会は18日、2010年度の国内新車需要見通しを発表した。4輪車は今年度実績見込み比で4.9%減の464万9600台としている。年度ベースでは1977年度(423万台)以来の水準に縮小する。

需要見通しのうち乗用車は5.5%減の395万4000台、トラックは1.4%減の68万3000台などとしている。また需要全体のうち登録車は5.7%減の300万2600台、軽自動車は4.6%減の164万7000台と、これまで減税効果などで高水準だった登録車の落ち込みが大きくなると見ている。

会見した青木哲会長は「上期は前年レベルを超える推移となるが、エコカー補助金が上期で終わるので下期葉はその影響を反映した」と、下期の反動減が大きくなるとの見方を示した。

また、エコカー減税と補助金の需要押し上げ効果について、名尾良泰副会長は「おおまかに見て2009年度は90万台程度、2010年度は70万台程度」と説明した。同時に発表した今年度の実績見込みは前年度比4.1%増の489万1600台としている。

《池原照雄》

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