東名高速のトンネル内を逆走 男を逮捕

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2月28日正午ごろ、静岡県焼津市内の東名高速道路下り線・日本坂トンネル内で乗用車が逆走し、これを避けようとしたクルマ4台が関係する事故が2か所で発生した。この事故で5人が軽傷を負った。警察は逆走車を運転していた61歳の男を逮捕している。

静岡県警・高速隊によると、事故が起きたのは2月28日の午後0時10分ごろ。焼津市野秋(N34.53.56.0/E138.20.26.4)付近の東名高速道路下り線・日本坂トンネル(全長2555m)を走行中の乗用車が突然Uターン。東京方面に向かって逆走を開始した。

これを避けようと急ブレーキを踏んだクルマに対し、後続車が追突する事故が2か所で連続発生。4台が被害を受け、乗っていた5人が打撲などの軽傷を負った。

逆走車はそのまま東京方面に向かって走り続けたが、通報を受けた同隊のパトカーが強制抑止。運転していた静岡市清水区内に在住する61歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。

現場は3車線のトンネル内。調べに対して男は「道を間違えたのでUターンした」などと逆走の事実を大筋で認めているが、供述に曖昧な点もあり、警察では刑事責任能力の有無についても調べを進めている。

《石田真一》

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