圏央道開通式に国会議員ら関係者約380人

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荒天の影響で海老名市文化会館内で実施されたテープカット。左から民主党・中塚一宏代議士、自民党・甘利明代議士、松沢成文神奈川県知事、中日本高速道路・矢野弘典会長(撮影=中島みなみ)
  • 荒天の影響で海老名市文化会館内で実施されたテープカット。左から民主党・中塚一宏代議士、自民党・甘利明代議士、松沢成文神奈川県知事、中日本高速道路・矢野弘典会長(撮影=中島みなみ)

圏央道海老名JCT - 海老名ICの開通式が27日、神奈川県海老名市の海老名市文化会館で開催された。会場には、民主党や自民党の国会議員8人、松沢神奈川県知事、地元自治体首長ら関係者約380人が訪れた。

開通区間の道路管理者である中日本高速会社の矢野弘典会長は、「圏央道は日本の大動脈である東名高速道路と中央自動車道を結びつける役目を担い、わが国の産業を支えるネットワーク機能が期待されている。中でも重要地域である神奈川県内の一区間が開通したことは、距離は1.9kmであるが、その意義はたいへん大きい」 と挨拶した。

神奈川、東京、埼玉、茨城、千葉にまたがる圏央道は総延長約300kmの4車線高規格道路(一部6車線)で、そのうち96kmが開通済みだ。2015年の全線開通を目指して、国土交通省、中日本高速、東日本高速の3者が中心となって建設を進めている。

地元選出議員で国土交通委員の勝又恒一郎代議士は「道路交通網の整備と高速道路無料化をうまくミックスしながら、神奈川県と首都圏道路交通網の整備を経済の活性化に結びつけたい」と、政権交代後の道路施策に対する意気込みを語った。

また、松沢成文神奈川県知事は圏央道と公共交通との連携構想を披露。「神奈川県は、リニア中央新幹線の駅を相模原地域に、東海道新幹線の新駅を寒川町倉見地区に誘致して、全国の交通連携の窓口となる南北2つのゲートの形成を目指している。圏央道はJR相模線とともに2つのゲートをつなぎ、地域の活性化の重要な役割を担う」と期待を込めた。

開通式に出席した国会議員は以下のとおり。甘利明(自民党)、中塚一宏、橘秀徳、後藤裕一、本村賢太郎、勝又恒一郎(以上民主党)、金子洋一、千葉景子代理出席(以上民主党参議院議員)。

《中島みなみ》

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