フォルクスワーゲンオブアメリカは15日、『ジェッタTDIカップストリートエディション』の販売を開始した。米国で開催中のワンメークレース、「ジェッタTDIカップ」のマシンを思わせるスポーティなルックスが特徴だ。
フォルクスワーゲンは2008年6月、米国へジェッタTDIを投入。エンジンはフォルクスワーゲン自慢のクリーンディーゼル、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「TDI」(140ps、32.6kgm)で、トランスミッションは6速MTとパドルシフト付きDSGだ。
米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地が12.75km/リットル、高速が17.43km/リットル。排出ガス性能は全米50州のディーゼル規制を満たすなど、高い環境性能が売りである。
また、フォルクスワーゲンは2008年から、ジェッタTDIのワンメークレース、「ジェッタTDIカップ」を米国で開催。クリーンディーゼル搭載のジェッタTDIが、毎回白熱したバトルを展開中だ。
特別仕様車のTDIカップストリートエディションは、ジェッタTDIをベースに、ワンメークレースマシンのスポーツイメージを反映。外観はTDIカップのマシンと同様に、専用フロントバンパーやサイドスカート、リアアンダースポイラーを装備し、迫力を増している。
エンジンに変更はないが、「GLI」グレード用のユーロチューンスポーツサスペンションと強化ブレーキを採用。アルミホイールは18インチの「チャールストン」を履く。室内には、スポーツシート、レザーマルチファンクションステアリングホイール、ブラッシュアルミ仕上げのドアシルプレートなどが装備された。
TDIカップストリートエディションの価格は、2万5000ドル(約225万円)から。クリーンディーゼル搭載車なので、1300ドル(約12万円)の優遇税制が受けられることもあり、好評を博しそうだ。