アウディ クワトロ、デビュー30周年…特別展

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1980年3月に発表されたアウディ クワトロ
  • 1980年3月に発表されたアウディ クワトロ

アウディは12日、「クワトロ」のデビュー30周年を記念した特別展覧会を、ドイツで開催すると発表した。

アウディのフルタイム4WDシステムの名称が、クワトロ。クワトロを搭載した市販第1号車は、1980年3月のジュネーブモーターショーでデビューを飾った。『クワトロ』が、そのモデルだ。

アウディ・クワトロは、2ドアクーペボディに、パワフルな2144cc直列5気筒エンジン(200ps、29.1kgm)を搭載。フルタイム4WDのクワトロが高いトラクション性能を発揮し、1300kgの車体を最高速222km/hまで引っ張った。

アウディクワトロは1981年から、WRC(世界ラリー選手権)へ参戦。1982年と1984年、アウディにコンストラクターズタイトルをもたらし、クワトロの名を世界に知らしめた。

アウディは、2010年がクワトロのデビュー30周年に当たるのを記念して、4月7 - 11日、ドイツ・エッセンで開催される世界最大級のクラシックカーショー「テクノクラシカ」に、歴代クワトロ車を展示。また、4月28日から7月31日まで、インゴルシュタットのアウディミュージアムで、「クワトロの30年」と題した特別展を開催する。

今から30年前、4WDは悪路走破性を高める装備ではなく、スポーティな走行を実現するための装備と位置づけた点が、クワトロの画期的なコンセプトだった。この考え方は、最新アウディ各車に息づいている。

《森脇稔》

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