豊田自動織機が発表した2009年4 - 12月期(第3四半期累計)の連結決算は、経常利益が前年同期比53.4%減の225億8000万円とほぼ半減した。
売上高は同23.7%減の9978億8800万円となった。受託生産は、『ヴィッツ』、『マークXジオ』、『RAV4』が減少、エンジンも「KD」型ディーゼルエンジンの受注が減少した。カーエアコン用コンプレッサーは、自動車メーカーの減産の影響で減収となった。さらに、産業車両部門も世界的な市場の冷え込みでフォークリフトトラックの販売台数が大幅に減少した。
収益では、国内外の売上げ減少の影響で営業利益は同42.5%減の108億3700万円にとどまった。当期純利益は産業車両の事業構造再編に伴う損失を計上、同57.6%減の116億5300万円だった。
通期業績見通しは、原価低減活動の効果が計画を上回る見通しとなり上方修正した。売上高が同12.3%減の1兆3900億円となり、営業利益が180億円、経常利益が260億円、最終利益が120億円となる見通し。