欧州フォードは14日、欧州主要19か国における2009年新車販売の結果をまとめた。総販売台数は前年比0.2%増の143万9900台で、市場シェアは0.5ポイント拡大して9.1%を達成した。
ドイツでは前年比27.7%増の30万8100台をセールス。1997年以来の記録更新となり、市場シェアは0.6ポイント上昇して7.6%を確保した。また、イタリアでは輸入ブランドの中で、トップセールスを記録。市場シェアは1.8ポイント増の9.5%となった。英国でのシェアも0.4ポイント増の16.8%と躍進。欧州主要19か国中、17か国でシェア拡大を成し遂げた。
車種別では、『フィエスタ』が前年比45%増の46万5100台をセールスし、欧州車名別販売ランキングの2位に君臨。『フォーカス』は30万1500台、『トランジット』は11万7700台、『Ka』は10万6300台と、主力車種が伸長した。
欧州フォードのジョン・フレミング会長兼CEOは、「2010年は『ギャラクシー』や『S‐MAX』など、新型11車種を投入する」と、新車攻勢に打って出る計画を明らかにしている。