BMWグループは11日、2009年の世界新車販売の結果を公表した。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランド合計で、128万6310台をセールス。2008年比では10.4%マイナスという結果だ。
ブランド別では、BMWが2008年比11.1%減の106万8770台、MINIが6.8%減の21万6538台、ロールスロイスが17.3%減の1002台となる。
BMWブランドでは、『7シリーズ』が2008年比35.7%増の5万2680台をセールス。『X6』も56.8%増の4万1667台と好調だった。『Z4』は26.4%増の2万2759台。また、2009年10月に投入した『X1』は8499台、『5シリーズGT』は3052台と、順調なスタートを切っている。
市場別では新興国での伸びが目立つ。中国では2008年比37.5%増の9万0536台をセールス。ブラジルでは118.8%増の6398台、インドでは24.4%増の3619台だ。これら3市場では、過去最高の販売台数を達成した。
一方、地元ドイツでは2008年比9.4%減の25万8012台、米国では20.3%減の24万1727台にとどまる。BMWグループのイアン・ロバートソン取締役は「2009年9月以降、販売は回復傾向にある。2010年3月には重要車種の新型『5シリーズ』を発売する」と、攻勢を強める構えだ。