トヨタ車体は18日、ダカールラリー2010/アルゼンチン - チリ(通称パリダカ)に出場した「チーム・ランドクルーザー・トヨタ・オート・ボディ(TLC)」のバイオディーゼル燃料使用車が、ガソリンクラスを含めた市販車部門で優勝したと発表した。史上初の市販車部門5連覇達成となる。
今回参戦した2台の『ランドクルーザー200』ディーゼル車は、同社の活動に賛同した小学校から大学の児童や学生、地域の人、TLCスポンサー企業、同社取引先、従業員の家庭や会社食堂などから回収した廃食油の精製燃料を混合したバイオディーゼル燃料を使用した、環境に配慮したラリー車。
三橋淳、ブルーノ・カタルリ組は市販車部門1位、市販車部門ディーゼルクラス1位、総合17位となった。同社従業員チームのニコラ・ジボン、三浦昂組は第10ステージでリタイアした。
同社では、市販車部門で優勝を達成したことでランドクルーザー200の性能の高さを証明することができ、ラリーで得たノウハウやデータを、今後の車両開発に活かしてより高性能なクルマづくりを目指すとしている。