MINI 2010年モデル…クーパーSとクーパーがパワーアップ

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クーパーSコンバーチブル
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  • 直噴1.6リットル直4ターボエンジン

BMWグループは13日、欧州向け『MINI』の2010年モデルを発表した。「クーパー」シリーズは、パワーアップを果たしながら、燃費などの環境性能を引き上げている。

現行MINIは、ハッチバック、『クラブマン』、『コンバーチブル』の3シリーズを用意。それぞれに「ONE」「クーパー」「クーパーS」の3つの基本グレードを設定している。2010年モデルでは、クーパーS、クーパーのエンジンを改良。パワーと燃費の両方を引き上げた。

クーパーSの直噴1.6リットル直4ツインスクロールターボは、最大出力184ps/5500rpm、最大トルク24.5kgm/1600 - 5000rpmを発生。最大トルクは変わっていないが、最大出力は9psアップした。オーバーブーストモードでは、最大トルクは26.5kgmに引き上げられる。

トランスミッションは6速MTが標準で、パドルシフト付き6速ATがオプション。ハッチバックの場合、0-100km加速は6速MTが7秒、6速ATが7.5秒。最高速は6速MTが228km/h、6速ATが227km/hをマークする。欧州複合モード燃費は17.24km/リットルと、約7%改善。CO2排出量は136g/kmと、約9.5%低減させた。

クーパーの1.6リットル直4自然吸気エンジンは、最大出力122ps/6000rpm、最大トルク16.3kgm/4250rpmを発生。最大出力のみ、2ps高められた。ハッチバックの0-100km加速は9.1秒、最高速は203km/h。欧州複合モード燃費は18.52km/リットル、CO2排出量は127g/kmだ。

2010年モデルのMINIは、欧州では3月から販売がスタート。2006年11月にデビューした2代目MINIは、また一歩進化を遂げた。

《森脇稔》

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