フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、コンパクトスポーツクーペ「シロッコ」に、スポーツチューニング仕様のRシリーズ『シロッコR』を導入し、2月5日から発売すると発表した。
VWのRシリーズとしては、『ゴルフ』、『パサート・ヴァリアント』に次ぐ第3弾となるシロッコRは、2年連続クラス優勝したドイツのニュルブルクリンクサーキットでの24時間耐久レースで培った性能、安全性を盛り込んだハイパフォーマンスモデル。ゴルフRと同じ最高出力256PS、最大トルク330Nmの2リッターTSIエンジンと6速DSGを搭載する。同じ2リッターTSIエンジンを搭載する『シロッコ 2.0TSI』よりもパワーで20%、トルクで18%向上する。
また、燃費についても、TSIとDSGの技術により13.0km/リットルと、高性能モデルでありながら2010年の燃費基準も達成している。
また、シロッコRは、Rシリーズ初のFFモデルとなる。専用チューニングを施したスポーツサスペンション、アダプティブシャシーコントロールDCCや、ゴルフGTIに搭載した電子制御式ディファレンシャルロックXDSを採用する。電動パワーステアリングの特性はよりスポーティな設定に変更し、エンジンのパワーアップに合わせブレーキも強化する。
エクステリアは専用エアロパーツを追加、LEDのポジショニングライトや、左右出しのクロームツインデュアルエキゾーストパイプ、専用デザインのアルミホイールなどの専用装備を採用する。インテリアでも、Rロゴ付の専用レザーシート、ステアリングホイール、ドアシルプレートなどを採用する。
価格は515万円。