2009年の倒産件数、3年連続で増加…帝国データバンク

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帝国データバンクが発表した2009年の全国企業倒産集計によると、倒産件数は前年比4.9%増の1万3306件で、3年連続で増加した。

世界的な景気低迷の余波で、年前半に不動産業、製造業などの倒産件数が急増、6月には集計基準変更後、最多となる1294件を記録した。その後、景気の底入れ感が拡がるとともに、倒産のペースも鈍化、9月以降は前年を下回っている。

不況型倒産は1万0833件、同8.4%増となり、構成比も81.4%と初めて8割を超えた。

業種別では、製造業が同21.9%増の2084件と大幅に増加した。不動産業も同13.8%増の488件だった。

一方、負債総額は同42.8%減の6兆8101億4700万円となり、集計基準を変更してから初めて前年割れとなった。2008年のリーマンブラザーズ証券のような負債総額1兆円を上回る大型倒産が発生しなかったためで、負債総額100億円以上の大型倒産は同15%減の91件にとどまった。

《レスポンス編集部》

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