覚せい剤使用の発覚を恐れた男、逃走中にひき逃げ

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8日夜、大阪府大阪市淀川区内の国道176号で、パトカーに追跡されていたとみられる軽乗用車が自転車をひき逃げする事故が起きた。自転車に乗っていた44歳の女性が重傷。警察は11日に出頭してきた41歳の男を逮捕している。

男は調べに対して「事故当時、覚せい剤を使用していたので逃げた」などと供述しているようだ。

大阪府警・淀川署によると、事件が起きたのは8日の午後8時50分ごろ。これより約10分前の午後8時40分ごろ、大阪市淀川区十三東付近の市道をパトロールしていた同署員が、路上駐車していた不審な軽乗用車を発見。職務質問を行おうと接近したところ、このクルマが急発進した。

署員はただちにパトカーでの追跡を開始したが、逃走するクルマは信号待ちをしていた乗用車に追突。なおも止まらずに走り続け、パトカーを振り切った。

パトカーはクルマの逃走方向に進んでいったが、大阪市淀川区新北野2丁目(N34.42.49.7/E135.28.54.8)付近の国道176号で、逃走車にはねられたとみられる自転車を発見。近くにはこの自転車に乗っていた44歳の女性も倒れていた。女性はすぐに近くの病院へ収容されたが、足を骨折する重傷を負っている。

警察では重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。翌9日に西淀川区内で乗り捨てられているクルマを発見した。このクルマの所有者から事情を聞いていたところ、41歳の男に貸していたことが判明。男は11日になってから警察へ出頭してきたため、自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。

《石田真一》

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