GM傘下のスウェーデンの名門、サーブ。そのサーブは今、ブランド廃止の危機にさらされている。そんな中、サーブの熱烈ファンがオリジナルのサーブ応援ソングを製作し、話題を集めている。
GMはリストラの一環として、傘下のブランド売却を進めており、サーブに関しては昨年12月14日、中国北京汽車(BAIC)に現行『9‐3』と新型『9‐5』の知的財産権と製造ラインを譲渡することで合意。サーブブランド自体はオランダのスーパーカーメーカー、スパイカーカーズ社と売却交渉を行っており、昨年12月18日、いったんは破談した。サーブは2009年末をもって、ブランド廃止が決定的かと思われていた。
ところが昨年末、スパイカーカーズがGMに対して、サーブの買収に関して新提案を行った。GMは現在、その内容を精査しており、サーブはブランド存続か否かの瀬戸際にある。
12月27日、サーブの危機を救おうと立ち上がったのが、サーブの熱烈ファンを自認するデビッド・ブルムバーグ氏だ。オリジナルのサーブ応援ソング、『グリフィン・アップ!』を発表し、サーブの存続を訴えている。
その歌詞の一部をご紹介すると、「俺たちはひとつ。(サーブの存続を)絶対にあきらめない。さあ、立ち上がろう」と、サーブに対する熱い思いを表現。サーブ歴代の名車やコンセプトカー、先進技術など、ブランドの魅力を織り交ぜながら、サーブ存続を訴える応援ソングは、動画共有サイトでチェックできる。