アウディは18日、2009年にドイツの「アウディフォーラム」で直接アウディを引き渡した顧客が、過去最高の10万人に達したことを明らかにした。
アウディは、インゴルシュタットとネッカーズルムの両工場に「アウディフォーラム」を併設。ブランドの魅力を伝える複合博物館だが、アウディフォーラムのもうひとつの役割が、顧客に直接新車を引き渡すことである。
ドイツでは、自動車メーカーの工場に、新車を引き取りに来る顧客は珍しくない。アウディの場合、3人にひとりはインゴルシュタットまたはネッカーズルムを訪れ、新車の初ドライブを楽しむ。
2009年のアウディのドイツ新車販売は、スクラップインセンティブの効果もあって好調。アウディフォーラムに新車を引き取りに来た顧客が、初めて10万人に到達した。これは1996年の9万6000人を上回る過去最高記録だ。
記念すべき10万人目は、Christian Schoppe氏。『A5スポーツバック』の「2.0TFSI」グレードのキーが、アウディのドイツマーケティング担当、ミハエル・レンツ氏から手渡された。ミハエル・レンツ氏は「顧客のアウディブランドに対する熱意を強く感じます」とコメントしている。