15日朝、愛知県名古屋市瑞穂区内の住宅解体工事現場に駐車していた普通トラックが無人のまま滑走。これを止めようとした男性警備員が下敷きとなる事故が起きた。男性はまもなく死亡している。
愛知県警・瑞穂署によると、事故が起きたのは15日の午前8時30分ごろ。名古屋市瑞穂区大喜町6丁目(N35.7.20.1/E136.55.56.5)付近の住宅解体工事現場で、傾斜地に駐車していた普通トラックが無人のまま滑走を開始した。
滑走していることに気づいた34歳の男性警備員がトラックを止めようとしたが、押し出されるようにして転倒。そのまま下敷きとなった。トラックは現場に隣接する市道を走行していた乗用車と接触した後、道路反対側の縁石に乗り上げ、ようやく停止した。
トラックの下敷きとなった警備員の男性は近くの病院に収容されたが、胸部強打などが原因でまもなく死亡。乗用車の運転者にケガはなかった。
警察ではトラックの運転者から事情を聞いているが、サイドブレーキはしっかりと掛かった状態だったという。