新日本石油は、首都圏では初となるマンション用戸別太陽光発電システムを川崎市の同社の36戸の社宅に設置し、12月18日から稼動を開始した。
今回開発したマンション用戸別太陽光発電システムは、パワーコンディショナのもつ停電を感知する仕組みが相互に干渉し誤作動するという問題点を解決、パワーコンディショナのサイズについてもマンション向けとして国内最小サイズを実現した。
このシステムは、同社が独自開発したパワーコンディショナを使ってマンションの各戸ごとの太陽光発電を可能としたシステム。これによって戸建ユーザーと同様に、太陽光発電が余剰電力買取制度の対象となり、マンションユーザーでも居住者が電気の使用を節約した分のメリットを享受することができるようになる。
同社では今後、このシステムの商品化を図り、新築マンションやリノベーションマンションに加え、マンションの大規模修繕時などに導入を提案してマンションへの太陽光発電の普及促進を図る。