スズキの鈴木修会長兼社長は16日の記者会見で、9日に包括提携で合意した独VW(フォルクスワーゲン)との具体的な業務提携案件については年明け後の「1月10日以降に色々な話し合いに入る」との方針を示した。
別の同社幹部は、それぞれの本社所在地に交渉担当者の駐在拠点を置く計画を明らかにした。両者は資本提携を行う一方、環境対応技術の共同開発や、商品ラインアップ、生産・販売地域の相互補完などを進める計画であり、協業テーマは多岐にわたる。
鈴木会長は、同社が2009年の東京モーターショーに参考出品した『スイフト・プラグインハイブリッド』について、「まだ数台を試作したところ。(提携案件として)議論する段階ではない」と述べた。