11日朝、熊本県熊本市内の九州自動車道上り線を大型トラックが逆走し、順走していたワゴン車と正面衝突する事故が起きた。ワゴン車の2人が重傷。警察はトラックを運転していた38歳の男を逮捕した。飲酒運転の疑いがあるという。
熊本県警・高速隊によると、事故が起きたのは11日の午前8時40分ごろ。熊本市戸島西7丁目(N32.48.10.8/E130.47.44.4)付近の九州自動車道上り線で、逆走してきた大型トラックと、順走していたワゴン車が正面衝突した。
この事故でワゴン車は大破。運転していた鹿児島県薩摩川内市内に在住する38歳の男性と、助手席に同乗していた52歳の女性が足を骨折するなどの重傷を負った。警察はトラックを運転していた鹿児島県鹿児島市内に在住する37歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している
現場は片側2車線。託麻パーキングエリア(PA)へのランプウェイ入口付近だった。逮捕された男は「午前5時ごろからPAで仮眠していたが、寝坊したと思って慌てた」、「照明が眩しかったので、普段とは違い、PAの入口方向へ運転席を向けて寝ていたが、それを失念していた」などと供述している。
男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しているが、これについては「仮眠する前に酒を飲んだ」などと供述しているようだ。警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑でも調べを進める方針だ。