横断者をはねた男、別事故の混乱に乗じて逃走

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11日未明、大阪府大阪市西成区内の府道で、道路横断中の男性が軽乗用車にはねられる事故が起きた。数分後、この事故現場にトラックが突っ込む事故が起き、軽乗用車の運転者は逃走したが、警察は後にブラジル国籍を持つ53歳の男を逮捕している。

大阪府警・西成署によると、事故が起きたのは11日の午前0時25分ごろ。大阪市西成区山王1丁目(N34.38.41.6/E135.30.35.2)付近の府道で、道路を横断していた男性に対し、進行してきた軽乗用車が衝突。軽乗用車の運転者は路上に倒れた男性を介抱していたが、数分後に後ろからきた中型トラックがこの現場に突っ込み、2人を次々にはねた。

この事故で横断者の50歳代とみられる男性が全身強打で死亡。軽乗用車を運転していた男も軽傷を負ったが、2件目の事故が起きた直後に現場からクルマで逃走した。

警察は一斉手配を行って捜索したが、約30分後に現場付近で衝突痕のあるクルマを発見。運転していたブラジル国籍を持ち、松原市内に在住する53歳の男を1件目の事故に対する道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。2件目の事故を起こした西成区内に在住する46歳の男も自動車運転過失傷害容疑で逮捕している。

現場は片側2車線の直線区間。死亡した男性の身元はわかっておらず、警察では特定を進めるとともに、1件目の事故を起こした男が逃走した理由についても調べを進めている。

《石田真一》

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