【新聞ウォッチ】プリウス プラグインHV、「手の届く価格」とは?

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プリウス プラグインHV
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年12月15日付

●トヨタ、リース開始、プラグインハイブリッド(読売・10面)

●「デフレ悪循環」じわり、日銀短観(読売・11面)

●普天間5月までに結論、首相方針、米に通告へ(朝日・1面)

●サーブ3車種の知財買収、北京汽車、車台や変速機技術(朝日・9面)

●賃金・手当カット企業、今年は30.9% 厚労省調べ、昨年より増加(朝日・10面)

●ホンダ、米に大型HV、2010年代早期投入目指す(産経・10面)

●上場企業、アジア売上高、米を抜く、4-9月全利益の46%稼ぐ(日経・1面)

●「家庭充電」環境車の軸、「本命」競争熱く(日経・9面)

●富士重、日米でフル生産、新興国向け増産(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)『プリウス プラグインHV』を2年後の2011年末をメドに市販すると発表した。

「EV・HVのいいとこ取り、課題は価格」(毎日)、「『家庭充電』環境車の軸」(日経)などと、きょうの各紙にもPHVの性能や課題などを詳しく取り上げているが、市場導入までにはクリアをしなければならないハードルも高く、今回は“鳴り物入り”でのお披露目とは言い切れない。

例えば、ユーザーが最も気になる一般顧客向けの市販価格。発表会見の席で、トヨタの内山田竹志副社長は「手の届く価格にしたい」と述べたものの、具体的な価格については示さなかった。それでも、東京はリース販売の設定価格(525万円、補助金適応などの実質価格は390万円前後)よりも、「大幅に引き下げられる可能性がある」と掲載。日経は「300万円を切る水準を目指し開発する」と取り上げている。

おそらく、2年後の市場導入までその価格論争は白熱するとみられるが、「手の届く価格」の謎を解くカギを握るのは「リチウムイオンバッテリー」である。今回、パナソニックが三洋電機を子会社化したことも微妙に影響するとみられる。

《福田俊之》

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