9日午後、神奈川県伊勢原市内の私道が崩壊し、走行中の大型クレーン車が民家敷地内に転落する事故が起きた。クレーン車は転覆して大破。路面崩壊の恐れがあることから重機での救出作業は困難を極め、運転していた40歳の男性は現場で死亡が確認された。
神奈川県警・伊勢原署によると、事故が起きたのは9日の午後1時50分ごろ。伊勢原市上粕屋(N35.24.51.6/E139.17.22.9)付近の私道を大型クレーン車が走行していたところ、路面が突然崩壊。約3m下の民家敷地内に転落した。
クレーン車は転覆。作業に使える大型重機の手配に手間取ったことや、さらなる路面崩壊の恐れがあることから、救出は困難を極めた。運転していた同市内に在住する40歳の男性は事故から約4時間30分後に救出されたが、現場で死亡が確認されている。
現場は幅員約3mの私道。路面は長さ約4m、幅1.5mに渡って崩れていた。警察ではクレーン車の重量に耐えられなかったものとみて、調べを進めている。