トヨタ自動車は、中国の「トヨタ助学基金」の助学金給付式を中国・貴州省貴陽市にある貴州大学内で開催した。
トヨタ助学基金は、経済的な理由で大学進学・進級が困難な中国中西部地域の学生を支援するため、中国宋慶齢基金会と共同で2006年3月に設立したもので、今回で4回目の給付式となる。
給付式には、2009年度の給付対象者に選ばれた貴州大学の学生10人を含む給付対象である大学20校の代表者、中国宋慶齢基金会、トヨタなどの関係者が出席した。
式典ではトヨタの古橋専務が「2009年までにトヨタ助学金は中国中西部20校の840人の学生を対象に支援をしてきたが、中国中西部は今後、経済発展が期待され、この地域の将来を担う人材の育成を手伝えることを大変光栄に思う」と挨拶した。
また、基金では、2009年10月下旬、2006年に入学した学生代表の18人を対象に日本トリップを実施。江戸東京博物館や日本科学未来館などの公共施設やトヨタ堤工場、産業技術記念館などを見学、東京大学の学生やトヨタ社員との会合を通して学生の視野を広げ、日本文化に対する理解を深めてもらうのに助力した。