スタッフ全員がプロフェッショナル
クルマ市場全体が低迷するなか、タイヤ・ホイールを専門に取り扱うフジ・コーポレーションは順調に業績を伸ばしている。ニーズの多様化や若者のクルマ離れという現状を打破すべく同店が考える販売戦略のポイントは何か。フジスペシャルブランド練馬店の久保拓通マネージャーに話を聞いた。
「スタッフ全員(7人)が窓口もピットも境なくフラットに担当します。顧客の思いやニーズをダイレクトに受け取りながら、技術的な経験と知識を含めて説得力のある提案ができるからです。練馬店はタイヤ・ホイールの専門知識とテクニックを備えたスタッフが常にいて、スピーディーにユーザーの要望に対応するというのがウリですね」
◆スタッドレスは“効き”と“持ち”で選ぶ
さて、この冬のスタッドレスタイヤについて、プロのアドバイスはいかに。
「メーカーによって金額差がありますが、その差がどこにあるのかをしっかりとお客様に説明しています。その価格差は“持ち”に出るということ。都内のユーザーは、日常ドライブする場合はほとんどが乾燥路面。となると、“持ち”を重視したタイヤをチョイスしたほうがいいでしょう。逆に、山間部の様に降雪が多い地区は“効き”を重視したタイヤをチョイスした方が良いですね。用途をしっかりと確認して、それに合った選択をすることが重要なんです」
◆ミニバン&コンパクト、エコカーのタイヤ選択は
さらに、エコカーのニーズが高まる今、「ミニバン」と「コンパクトカー」ユーザーのタイヤ・ホイール選択の違いについて久保氏は語る。
「エスティマハイブリッド等のミニバンユーザーは、“効き”重視でスタッドレスをチョイスして、装着するホイールはデザインにもこだわる方が多いように思います。一方で、インサイトやプリウス等のコンパクトカーのユーザーは、どちらかと言うと経済性という考え方から、“持ち”重視で、ホイールも軽量のものをチョイスする方が多いですね」
◆若年層、軽自動車ユーザーにアピール
宮城・栃木などの店舗運営に携わってきた久保氏。同社での10年を超える経験を活かし、初めての東京店舗担当として今後の抱負について述べた。
「現在は高級輸入車向けの販売が中心となっていますが、今後は若年層のユーザーを掘り起こしていきたい。例えば、国産の軽自動車ユーザーなどに同社ブランドを認知させていきたいと考えています。低価格志向の流れが止まらない今、限られた予算でもしっかりと満足いただけるような商品とサービスを提供していきます」
■取材協力:タイヤ&ホイール館フジスペシャルブランド練馬店
〒179-0075
東京都練馬区高松3-2-4
TEL 03-5971-2666
FAX 03-5971-2667
商品問い合わせフリーダイヤル
0120-195205