自動車用タイヤ・ホイール専門店のフジ・コーポレーション(宮城県)は、新車販売が低迷するなか、2008年度で120億円の売上高を記録し、主力商品のタイヤ・ホイールが売り上げの約9割を占め、毎年売上げを伸ばしている成長企業だ。
同社は、「フジスペシャルブランド」「タイヤ&ホイール館フジ」「フジファイブデイズ」という3つの店舗を、北は札幌、南は大阪までのエリアで現在、27店舗を展開している。そのなかのひとつ、東京都練馬区にあるフジスペシャルブランド練馬店の販売部マネージャー・久保拓通氏に、アフターパーツ業界で躍進する強みや今後の展望について話を聞いた。
◆最適なタイヤ提案が信頼を生む
「コアとなる40代以降のユーザーがタイヤ・ホイールのブランドに強くこだわっている。それ以外のユーザーは、欲しいホイールは決まっているが、タイヤは何でもいいという人が多い。既存のこうしたユーザーに対して、我々が培った専門知識をフルに活かし、いかに最適なタイヤを提案できるかどうかが大事になってくる。それは店舗の信頼性にもつながってくる」(久保氏)
同店に訪れるユーザーの平均的予算、嗜好性などについて久保氏は「輸入車ユーザーは40万 - 50万円ほど。やっぱり19インチが売れ筋です。国産車と輸入車の比は6対4という感じ。そのなかでも国産は7割がミニバン。その次が軽自動車という割合ですね」と話す。
◆買ったその日に装着…豊富な在庫支える管理システム
このようなユーザーの傾向のなかで、同社は各店舗などの仕入・売上・販売価格の各データや顧客情報を随時更新し、状況を共有するシステム・FACE3を導入。リアルタイムでトータルな販売情報を随時引き出すことができ、さらにFACE3と連動した在庫管理システムにより、顧客の注文から納品までの時間を飛躍的に短縮しているという。練馬店は、豊富な在庫を武器に、同グループのウェブマーケティングおよび販売と連携し、リアル店舗として来店者数を確実に増やしている。
「当社の平均的な店舗は、1店舗あたりホイールで約3000本、タイヤは4000本を在庫しています。こうした豊富な在庫のなか、『ネットで見たんだけど、実際に現物を見てみたい』というユーザーに対して、経験豊富なベテランスタッフらがユーザーに適切なアドバイスを行なっています」
「当社は、27店舗全てが直営店となっており、価格・在庫は本部管理のもと、低価格でかつ迅速に供給出来る体制になっています。接客対応する社員は、経験と知識の豊富なベテラン社員ですので、お好みに合った商品をご提案できます。お気軽に相談してください。在庫があればその日に装着、在庫がなくても、直営27店舗の在庫もあり、最短2日で装着できます。」(久保氏)
■取材協力:タイヤ&ホイール館フジスペシャルブランド練馬店
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