STマイクロエレクトロニクスは、1パッケージに搭載され直交する3軸の角速度を正確に計測する高性能アナログ・ジャイロ・センサを発表した。
高い精度に加え、安定性と小型サイズを実現した3軸ジャイロ・センサは、携帯電話/ゲーム機用コントローラ/パーソナル・ナビゲーション・システムなど、各種ポータブル機器の高精度3Dジェスチャー、モーション認識機能用に、360度の角速度検知を行う。
同社の最新ジャイロ・センサを3軸加速度センサと組み合わることで、人や車両などの物体の動きの種類・速度・方向に関する情報を追跡し提供するデバイスである慣性計測装置(IMU)の製作が可能となる。
このジャイロ・センサは、各軸に緩やかな回転を高精度で検知する400dpsフルスケール値と、高速回転や動きを検知・計測する1600dpsフルスケール値の独立した2種類の出力を同時に提供する。3軸ジャイロ・センサは、2.7 - 3.6Vの電源電圧で動作する。