新日本石油は18日、グループ会社である和歌山石油精製が、バイオマス燃料供給有限責任事業組合(JBSL)が利用するバイオETBEタンクをはじめとする基地設備「JBSL和歌山ターミナル」を完成し、開所式を行った。
この事業は2008年8月に、新日石と和歌山石油精製、JBSLとの間で、和歌山石油精製海南工場内の設備をバイオETBEの輸入基地とするための契約を締結したのに伴って、JBSLが調達するバイオETBEの受入れ・払出し、保管業務を和歌山石油精製が受託したため基地設備を新設した。
12月下旬には、JBSLの主な調達先となるライオンデルバセル社の米国チャネルビュー工場から出荷された約2万2000キロリットルのバイオETBEがJBSL和歌山ターミナルに到着する予定。
今後、JBSL和歌山ターミナルは、西日本でのバイオガソリンを製造する製油所へのバイオETBE荷基地としての役割を担うことになる。