プレス工業は10日、日野自動車から大型アクスルハウジングとコベルコ建機から建設機械用キャブを新規に受注したと発表した。
新たに日野から受注したのは大型アクスルハウジングの溶接組み立て・機械加工で、2010年1月から宇都宮工場で生産する。売上げは年間10億円を見込んでいる。
同社では、これまで推進してきた板金アクスルが採用されたのは、同社の技術力・品質力が高く評価されたためとしている。
また、コベルコ建機から受注した建設機械用キャブ(運転台)は、転倒時にシートベルトを装着したオペレーターを保護する構造であるROPS対応の小旋回機で、2010年1月から尾道工場で生産する。同社は、建設機械用キャブ分野で、異形鋼管技術をベースに高強度のROPSキャブを各建設機械メーカーと共同開発している。
今後、安全性が求められる建設機械用キャブの分野で、さらに異形鋼管の技術を深化させ拡販していく方針だ。