米国ホンダは3日、10月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は8万5502台で、前年同月比は4%減(季節調整済み)。9月の23.3%減と比べると、持ち直した形だ。
ホンダブランドの乗用車系では、『シビック』が17.7%減の1万5868台と、2か月連続のマイナス。『フィット』も44.9%減の3700台と、2か月連続の減少だ。しかし、主力車種の『アコード』(日本名:『インスパイア』)は、13.1%増の2万3210台と、久しぶりのプラスに転じた。
4月に米国市場へ投入された新型『インサイト』は、1739台をセールス。しかし、トヨタ『プリウス』の1万3496台との差は大きい
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、『CR-V』が1万5667台を販売し、前年同月比は14.7%増と4か月ぶりに増加。大型SUVの『パイロット』も22.7%増の6339台と2か月連続のプラスとなった。
しかし、大型ミニバンの『オデッセイ』は29%減の6783台、小型ピックアップトラックの『リッジライン』は28.4%減の1554台、『エレメント』は38.3%減の871台と不振だ。
アキュラブランドでは、『TSX』が前年同月比20.2%増の2298台と、3か月ぶりのプラス。しかし、『TL』は44.2%減の2512台、『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)は45%減の155台と落ち込みが大きい。
SUVの2台はマイナーチェンジ効果で販売が上向いた。『MDX』が23%増の3834台、『RDX』が41.9%増の952台と、久しぶりに前年実績を上回った。
米国ホンダの2009年1 - 10月の新車販売台数は、前年同期比23.4%減の96万9638台。ホンダにとって最大市場の米国で、通年での前年実績超えは困難な見通しだ。