ブリヂストンが5日に発表した2009年1-9月期(第3四半期)の連結決算は、経常利益が92億円の赤字に転落した。前年同期は890億円の黒字で大幅に収益が悪化した。
売上高は前年同期比25%減の1兆8739億円だった。世界的な自動車生産台数の減少でタイヤ部門が大幅減収となった。日米欧市場でタイヤの販売本数は前年割れとなった。多角化部門も落ち込んだ。
売上げの大幅減少の影響で営業利益は同90%減の120億円、当期損益は274億円の赤字となった。
通期業績見通しは売上高が同19.9%減の2兆5900億円、営業利益が同54.4%減の600億円、経常利益が同61.1%減の290億円で、前回予想を下方修正した。最終損益はオーストラリア工場閉鎖で特別損失を計上する見通しから100億円の赤字に下方修正した。