カルソニックカンセイが5日に発表した2009年9月中間期の連結決算は、営業損益が94億0700万円の赤字となった。前年同期は20億円の黒字だった。
売上高は前年同期比33.0%減の2755億8900万円だった。日産自動車の生産台数の減少で、受注も落ち込んだため。
損益でも台数減の影響で経常損益は99億0100万円の赤字、当期損益は厚木工場の閉鎖による固定資産減損損失などを計上、117億6200万円の赤字となった。
通期業績見通しは日産の自動車生産台数が予想以上となる見込みとなったため、上方修正した。売上高が同13.4%減の5800億円、営業赤字が90億円、経常赤字が110億円、最終赤字が160億円と赤字幅が前回予想よりも縮小する見通し。
中間配当は「未定」としていたが無配とする。前年同期は3円75銭の配当を実施した。