ひき逃げ容疑の少年、クルマでパトカーに体当たり

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3日早朝、神奈川県横浜市南区内の県道で、横断歩道を渡っていた88歳の女性が軽トラックにはねられる事故が起きた。クルマは現場から逃走。追跡のパトカーへ体当たりするなどしたが、警察は運転していた19歳の少年を逮捕している。

神奈川県警・南署と旭署によると、事故が起きたのは3日の午前6時10分ごろ。横浜市南区南太田1丁目(N35.26.0.9/E139.37.3.5)付近の県道で、横断歩道を渡っていた88歳の女性に対し、左方向から進行してきた軽トラックが衝突した。

女性は全身を強打し、収容先の病院で死亡。クルマを運転していた若い男は自ら警察に通報したが、現場に急行した救急隊員が女性の蘇生措置を行っている歳中にクルマへ乗り込むと、そのまま現場から逃走した。

救急隊員から連絡を受けた警察は周辺に一斉手配を実施。逃走から約1時間20分後に横浜市旭区上川井町付近の国道16号でフロントガラスの割れた軽トラック発見。停止を命じたが、クルマはこれを無視して逃走を続けた。旭署のパトカーは約8kmに渡って追跡。軽トラックは横浜市保土ケ谷区上星川付近の国道16号で渋滞中の車列に追突。後方を塞いで逃走を阻止しようとしたパトカーに対し、バックで体当たりを数回に渡って繰り返した。

警察は軽トラックを運転していた19歳の少年を取り押さえ、公務執行妨害の現行犯で逮捕。自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑でも調べを進める方針だ。

現場は片側2車線で、信号機も設置されていた。警察では軽トラック側の信号無視の可能性が高いとみている。調べに対して少年は「怖くなって逃げた」と供述しているようだ。

《石田真一》

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