パナソニックとミネベアは2日、2010年4月を目処に、パナソニックの情報モーター事業を、ミネベアとパナソニックの合弁会社であるミネベアモータへ譲渡することで基本合意した。ミネベアモータへの出資比率は、ミネベア60%、パナソニック40%を維持する。
情報モーター市場は、デジタル家電、車載用機器、高機能ゲーム機分野などに向けて今後も需要の拡大が期待される。今回の事業譲渡によるミネベアモータへの統合は、モーター事業に注力するミネベアの総合力とパナソニックが培ってきたブラシレスDCモーター技術の融合を図り、ミネベアモータの競争力を強化するのが狙い。アジアの海外メーカーに対抗する。
パナソニックの社内分社であるモータ社の情報モーター事業に関する資産をミネベアモータに移管する。対象事業の従業員も原則として移籍する予定。