【VW ポロ 日本発表】価格据え置きの5ナンバーサイズ、しかも軽量化

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ポロ新型
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  • ポロ新型。スペアタイヤがなく、デュアルカーゴフロアとなったラゲージルーム
  • ポロ新型。運転席まわり。1.5リットルペットボトルを収納可能
  • ポロ新型。標準装備のスチールホイール&ホイールキャップ
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  • ポロ新型。ヘッドライトはハロゲンタイプ

新型VW『ポロ』の価格は税込203万円。先代の5ドアモデル「コンフォートライン」と同じ価格。しかも新型ではトランスミッションに「DSG」を採用、装備やサポートの充実、パワーアップ、燃費向上などを果たした一方、サイズ拡大を最小限にとどめ、軽量化も実現している。

先代より大きく進化したものはトランスミッションで、トルコン式の6速ATからデュアルクラッチの7速DSGに変更。このクラスでの採用は初。エンジンは1.4リットル自然吸気エンジンは同じだが5psアップを果たし、10・15モード燃費は従来の13.2から17.0km/リットルに改善された。

気になるのは実際の燃費だが、上位モデルとなる『ゴルフ』ではDSG化によって実用燃費の改善傾向があり、ポロにおいても同様に実燃費の向上が期待できるという。

サイズは従来よりも全長で80mm、全幅で20mm拡大、室内スペースの拡大にあてられる。重量はサイズアップにもかかわらず1080kgと、先代のコンフォートラインから60kgの軽量化を実現している。5ナンバーサイズや全長4m未満はキープしているため、コンパクトさを評価してポロを選ぶユーザーからも支持されると思われる。

軽量化のための施策はボディそのものの軽量化のほか、スペアタイヤレスも特徴。フォルクスワーゲンの統計ではスペアタイヤの利用機会はきわめて低く、簡易的なパンク修理キットの搭載で事足りると判断した。軽量化のほかにも、使われないスペアタイヤとホイルをなくすことで廃棄物削減にも貢献できるほか、デュアルカーゴフロアを実現してラゲージルームの使い勝手が向上しているという。

なお、先代は172万円の3ドアモデル「1.4トレンドライン」があったが、新型では用意されず、ポロに乗るための最低価格はかなり上がっている。

《正田拓也》

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