【東京モーターショー09】ホンダ CR-Z はFFならではの美しさ

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来2010年早々にも発売を予定しているホンダ『CR-Z』。ウェッジシェイプを非常に強調したデザインである。デザイン開発室第1ブロック1スタジオ主任研究員、名倉隆さんは「ショルダーのあたりからリアに向かってプレスラインを入れることでウェッジ感を凄く強調しています」と話す。

その理由は「テールエンドの下がり方が普通のクルマに比べて非常に押さえが効いています。それとバランスをさせるために、ウェッジラインを利かせているのです」という。

「今回のボディシルエットは後ろが短くて前が長い(FFだと前輪がキャビン寄りになるので、FRと同じ全長ならボンネット前端を低くでき、長く見せることができる)というFFならではの美しさというのをアプローチしようとしています」

「ウェッジラインを通常の常識内の角度にするとレトロなだけになってしまう可能性があるのです」。つまり、前が長くて後ろが短い状態でテールエンドが下がっているシルエットだと60年代のレトロなクルマに見えがちなのだ。

「このことによってルーフエンドがより押さえられているように見える効果もあり、全体の走り感にも寄与しています」とこのモデルのウェッジシェイプへの考えを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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