いすゞ自動車は15日、大型トラクタ『ギガ』のショックアブソーバに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1997年7月26日 - 2003年8月26日に製作された2011台。
空気ばね緩衝装置付大型トラクタで、トレーラ切り離し時の高さ調整についての取扱説明書の説明が不十分なほか、ショックアブソーバのストッパ構造が不適切なため、カプラ高さ調整不十分な状態でトレーラをトラクタから切り離すと、ショックアブソーバが伸びきってしまい、ショックアブソーバのロッドが抜け出してタイヤと干渉し、車両火災に至るおそれがある。
全車両、トレーラ切り離し時の注意事項を示したステッカを取扱説明書に貼付するとともに、ショックアブソーバを対策品と交換する。
不具合発生件数は5件で、市場からの情報で発見した。火災事故が1件起きている。