古野電気の中間期決算…ETC好調でも減収減益

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古野電気が発表した2009年8月中間期の連結決算は、営業利益が前年同期比70.1%減の15億8500万円と大幅減益となった。

売上高は同7.2%減の461億400万円だった。産業用電子機器の分野では、GPSを搭載するカーナビゲーションシステムの需要が低調だった。ただ、高速道路の料金割引制度を背景に、ETC車載器の需要が高水準で推移し、1ケタ台の減収にとどまった。

収益では、売上げ低迷や円高の影響で、経常利益は同66.6%減の18億4400万円となった。中間期純利益は同81.6%減の5億7300万円と大幅減益となった。

通期業績見通しは修正した。売上高はETC車載器の効果で従来予想よりも30億円増となる830億円に上方修正した。しかし、為替変動の影響などから収益は営業利益7億円、経常利益8億5000万円となる見通しで、それぞれ5億円、2億5000万円下方修正した。

最終損益は、中間期に子会社の在庫に含まれる未実現利益に対する税効果を見直し、繰延税金資産の一部取崩しを行ったため、6億円の黒字から9億円の赤字に下方修正した。

《レスポンス編集部》

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