日産、米国新車販売は7%減…9月実績

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北米日産は1日、9月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5万5393台で、前年同月比は7%減。8月の2.9%減から一歩後退した。

日産ブランドの乗用車系では、マイナーチェンジを控えた『アルティマ』が前年同月比24.3%減の1万2149台、『セントラ』が5.8%減の5036台、『ヴァーサ』(日本名:『ティーダ』/『ティーダラティオ』)が23.9%減の4778台と、そろって2か月ぶりのマイナスだ。

しかし、『マキシマ』は18.1%増の5901台と3か月ぶりのプラス。5月に米国市場へ初投入された『キューブ』は2230台と、8月の5347台ほどではないが堅調である。

スポーツカーでは、1月に新型に移行した『370Z』(日本名:『フェアレディZ』)が、「ロードスター」追加の効果により、前年同月比53.1%増の802台と2か月ぶりにプラスに転じた。『GT-R』は73.6%減の111台と、2か月連続のマイナスだ。

一方、ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、小型SUVの『ローグ』が5089台を販売し、前年同月比は0.7%増と3か月連続のプラスを維持。小型ピックアップトラックの『フロンティア』は41.1%増の2164台、中型SUVの『エクステラ』は8.7%増の1480台、大型SUVの『パスファインダー』は37.3%増の1481台、ミニバンの『クエスト』は36.1%増の558台と、久しぶりに前年実績をクリアした。

インフィニティブランドでは、主力の『Gセダン』(日本名:日産『スカイライン』)が、前年同月比5.8%増の2831台と回復。7月に「コンバーチブル」を追加した『Gクーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』)も、14.3%増の1281台と2か月ぶりにプラスとなった。大型SUVの『QX56』も、52.1%増の677台と伸びている。

8月の米国新車販売において、日産は前年同月比2.9%減と、トヨタの10.5%増、ホンダの14.2%増と比べて、スクラップインセンティブ特需に乗り切れなかった。それだけに、10車種で前年実績を上回ったのは、北米日産にとって明るい材料といえるだろう。

《森脇稔》

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