ジャガー&ランドローバー、英国内の工場を閉鎖へ

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ジャガー&ランドローバーは24日、今後数年間の新たな経営計画を明らかにした。2015年までに英国内の製造拠点1か所を閉鎖するのが最大のリストラ策となる。

2008年3月、フォードモーターはジャガーとランドローバーをインド・タタ自動車に約23億ドル(約2100億円)で売却。タタの傘下で再スタートを切った。

しかし、ジャガー&ランドローバーの販売は、世界的な金融危機の影響もあって低迷。今年4 - 6月期の世界セールスは前年同期比52%の大幅な減少。約1億ドル(約90億円)の赤字を計上した。そのため、新たなリストラ策が避けられない見通しだった。

ジャガー&ランドローバーの発表によると、2010年代の半ばまでに、英国内の2工場のうち1工場を閉鎖する。具体的には、バーミンガムにあるジャガーのキャッスル・ブロムウィッチ工場、またはウェストミッドランドにあるランドローバーのソリハル工場のいずれか。キャッスル・ブロムウィッチでは約2000人、ウェストミッドランドでは約5000人が働いており、閉鎖となれば地域経済への影響は大きい。

ジャガー&ランドローバーは、約13kmしか離れていない両工場を1拠点に統合し、生産効率を引き上げる方針。2010年7月に、どちらを閉鎖するか正式決定するという。

その一方で、ランドローバー『LRXコンセプト』ベースの新型SUVを、英国リバプールのヘイルウッド工場で2010年から生産すると宣言。環境性能を高めた新型車の開発にも、積極的に取り組む姿勢を明らかにしている。果たして英国の名門、ジャガーとランドローバーは明るい未来予想図を描けるだろうか。

《森脇稔》

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