三井造船、5.6万t型ばら積み貨物運搬船を竣工…新規則を適用

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三井造船は、千葉事業所でシンガポールのノルデン・シッピング社向け5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ノルド・プログレス」を竣工、受注先に引き渡したと9月16日に発表した。

新船は、7万立方mを超える大容積貨物艙を持つ5万6000重量トン型ハンディマックスバルカー。このシリーズは、「三井の56」としてマーケットで高い評価を受けており、竣工済を含め150隻をこえる受注を達成している。

新船は、新しい規則である国際船級協会連合共通構造規則を適用することにより、オペレーションの自由度と構造安全性向上の両立を図った。5つのホールド(貨物艙)を持ち、船自身の荷役設備として4基のクレーンを装備する。

荷役効率を重視するとともに、多種多様な貨物を積めるよう強度・配置を配慮した。主機関には軽量・コンパクト・高出力でMARPOL NOx排出規制を満たした三井-MAN B&Wディーゼル機関6S50MC-Cを搭載し、運航スケジュールにフレキシブルに対応できる余裕のある馬力を設定しながら、常用出力で低燃費を実現するための最適なマッチングを目指した。

《レスポンス編集部》

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